2016年 04月 26日
出来ること、出来ないこと当事務所は、職権で他人の戸籍や住民票などを入手することが出来ます。
他にも、弁護士や司法書士などの士業の一部の者だけに本人の同意がなくても入手可能となっています。
但し、法的に正当な事由がなければいけませんし、使用して入手した場合は各士業会に提出し、審査を受けなければなりません。
見ず知らずの他人の戸籍や住民票が取得することができる。これって、問題だと思いませんか?
特に、戸籍は祖父母や兄弟姉妹、離婚歴まで分かってしまいます。
また、配偶者の家族についても記載されているのです。
ここまでくると人権問題ですよね。
この、職権は一部の有資格者にしか認められていないのは、憲法で学んだ人権について熟知していること、
士業は社会的に悪用しないであろうとの、社会的信用から認められていると倫理研修で聞いた記憶があります。
そして、一昨日の話ですが、
知り合いから紹介された相談者が「以前付き合っていた女性に金を貸していた。前に住んでいた所に行ったら引っ越していたので引っ越し先を調べて、同時に貸してた金を取り戻したい。」と電話で相談されました。
このケースの場合、先程説明したように職権で現住所を突き止めて債権回収を行うのは難しいことではありません。
但し、その話が紛れもない事実であるならばの話です。
もし、実際に会うこともせず、電話やメールだけで依頼に応じる士業がいたら気を付けて下さい。
恐らく、いないと信じたいのですが、報酬欲しさにやってしまう先生方も残念ながら存在します。
当事務所では、相談者と面談して具体的なお話を伺った上で依頼を受けるようにしています。
最近では、ストーカーや殺人事件にまで発展しているケースが多々あるのです。
それほど、重い責任を背負っているのです。
ですから、事件性があると感じた場合は受任することは出来ませんので何卒、ご承知おき下さい。